【理系就活】準備し放題!就活の際に技術面接で聞かれたテンプレ質問

 お越しいただきありがとうございます。カルフです。地方国立大学の博士課程を修了し、現在は化学メーカーで研究開発をしています。今年も理系の就活の時期がやってきました。これから技術面接を受ける学生の方が多いのではないでしょうか?企業側の欲しい人材像はハッキリしているはずなので、技術面接ではいくつかのテンプレ質問が用意されていることが多いです。これから就活のスタンダードになると思われるオンライン面接では、会話のキャッチボールの速度が遅くなりがちなので、ますますテンプレ質問の割合が高くなると思います。そのテンプレ質問に対して鋭い答えを用意しておくだけで、周りの就活生と差をつけられるはずです。「面接で何を聞かれるんだろう?」と不安になっている方の参考になれば幸いです。内容は、

「あなただからこそ成し得た結果を教えてください」
「その分析手法を選んだ理由を教えてください」
「〇〇を頑張ったと仰いましたが、結果はどうでしたか?」
【博士向け】「なぜ企業を選んだのですか?」
【最後に】面接官は ”味方”

です。1つ1つの内容は短いものなので、サクッと見ていきましょう!ご自身の回答を用意するところまでやり切りましょうね!

「あなただからこそ成し得た結果を教えてください」

 研究職を強く希望する学生はこの質問に対するキレキレの答えを準備しておいて欲しいです。あなたのどのような知識が、努力が、センスが、この研究成果を生んだのか聞かれています。つまり、研究成果そのものについて聞かれているわけではなく、その研究成果を生み出したあなたの人となり(パーソナリティ)を聞かれているということです。これは研究職に限った話ではありませんが、言われたことだけをやる人間の市場価値は高くありません。裁量こそ違えど、日々の実験の中で何を想い、次に何を行うべきかを考えるのはその研究者自身です。「成果の伴う研究の土台には、研究者の人柄がある」ということですね。だから、この質問を通して、面接者の研究者としての土台を知りたいってことではないかと考えられます。
 一方、この質問と混同しやすく、注意しておきたいのは、

「この研究のオリジナリティを教えてください」

という質問です。この質問は研究自体のオリジナリティを聞かれており、あなたのパーソナリティを聞かれているわけではありません。加えて、そもそもこの質問をされた場合は、研究紹介の際に研究のオリジナリティを伝えられていない可能性が高いです。もしこの質問を受けた際は、落ち着いてその研究の新規性を説明しましょう。

「その分析手法を選んだ理由を教えてください」

 これはすごく基本的な質問かもしれませんね。企業の技術面接時にいらっしゃる面接官は、大抵「技術系人事+現役の技術者」という組み合わせだと思いますが、この方たちが自分の研究分野とドンピシャである可能性は極めて低いです。私の場合も面接官の技術者の方は有機系の方が多く、無機系の私とは分野が大きく異なっていました。よって、物質の定量方法からして、「なぜこの手法を採用したんだろう?」と疑問に思うことがあるのだと思います。あなたの研究分野で常識とされている手法だからいつも通り何気なく発表した際に、いきなりこの質問をされると面食らうかもしれません。事前にできる対策として、あなたの研究に詳しくない他の研究室の学生にスライドを見てもらってはどうでしょうか?

「〇〇を頑張ったと仰いましたが、結果はどうでしたか?」

 これは研究以外の部分で聞かれた唯一の質問かもしれません。以前にも紹介しましたが、理系の面接では「ガクチカ」や「アルバイト」についてはほとんど聞かれません。そもそも私のような博士の学生の場合、B4~D2まで5年間研究をしてきていたわけですから、B1~B3の3年間に比べて大学生活における研究のウエイトが大きくなるのは当然です。よって、10分ほど与えられた研究紹介に割く自己紹介の時間なんて十数秒になってしまいます。その貴重な自己紹介タイムに私は

「B1~B3までは勉学・部活動・アルバイトを3本の柱として生活して~」

と話していました(今思えば引くほど薄くてペラペラな自己紹介・・・笑)。私の場合は、この中で「勉学」を切り取って質問されたわけですね。中途半端な結果になっているのであれば、無理にガクチカっぽく発表する必要はないでしょう。この質問で駆逐されてしまう恐れがあります(笑)。

【博士向け】「なぜ企業を選んだのですか?」

  これは博士の学生なら誰しもが聞かれる質問ではないでしょうか?学振のような奨学金を獲っている学生ならなおさらです。アカデミックに進む実力があるやもしれないのに、企業を選んだのはなぜなのか?ここは、採用の頭数を抑えないといけない人事の立場としても、好奇心旺盛な1人の人間の立場としても至極まっとうな疑問だと思います。ここをあやふやに答えてしまうと、志望度が低いと捉われかねません。断固たる決意を示しましょう(笑)。

【最後に】面接官は ”味方”

 意外かもしれませんが、多くの面接官は”味方”です。企業からすれば、技術面接は、これから自分と共に会社を盛り上げてくれる人を探すためのものです。そこには「こういう人材が欲しい!」という明確な訴求があるはずで、そのためにあなたのプラスの側面を必死に探そうとしてくれます。極端に言えば、お眼鏡に適う人が現れなければ、無理に採用予定人数パンパンに採る必要はないわけです。この点は、希望者が殺到して”落とす人を決める”ために行う学校の入試とは少し毛色が異なると私は考えています。どうでしょうか。面接官が味方と考えれば、すごくリラックスして面接に臨める気がしませんか?発表を含め、自分自身が大学生活で得たものを全て出しましょう!

【オススメの理系就活情報】
今回紹介するのはくりぷとバイオ(@cryptbiotech)さんのブログ記事です。修士卒の企業研究職として圧倒的な実績をお持ちのクリプトさんの脳内を覗ける非常に有益なものです。ぜひご一読ください(今まで100万回以上閲覧されているらしいですよ。。。)。

【理系院生の就活】研究職・研究開発職に就くためのノウハウ・方法論まとめ
URL:https://www.cryptocurrency-bioresearch.com/business

 今回も最後までお読みいただきありがとうございます!自分が経験した面接から早くも2年が経とうとしています。面接前は不安になりますよね。その不安を和らげるには淡々と準備を進めるしかありません。今自分にできることを愚直にしていきましょう。私が模擬技術面接に付き合うといったら需要はありますかね?幸か不幸か、現時点で私にDMを送ってくる方は皆無なので、ご希望なら時間を創れるかもしれません(笑)。興味があれば私のTwitter(@Calfchallenge)にDMをください。それでは、面接を控えたみなさん、頑張ってくださいね!ではでは~。