文章力を甘く見ていませんか?

2020年7月15日

 お越しいただきありがとうございます。カルフです。日本の大手化学メーカーで研究者をしています。大学時代の環境を思い返すと、今自分が恵まれた環境で研究をできていることに驚いています。大学では出会えなかった優秀な人たちに囲まれて仕事ができますし、自分が日々成長している実感があります(気のせいかも笑)。そして、大学受験で挫折した自分がこんな環境まで来られたのは、文章力のおかげだなと思うことが多いんです。そこで、今回は私の実体験を元に、文章力を高めることで得られるメリットを記したいと思います。内容を先にまとめると、

・(学部生)成績が上がる
・(大学院生)業績が出る
・(就活生)内定が出る
・(社会人)仕事がスムーズに進む

となります。だめだ、これだけ見ると薄っぺらい(笑)。は、早く1つずつ見ていきましょう!

(学部生)成績が上がる

 まずは私の学部生時代から。成績が上がります。これだけ見ると「なんで?」と思うかもしれませんね。文章力が成績につながる理由は主に、

・大学では教科書を自分で読んで理解する力が必要だから
・大学の試験では記述式の設問やレポート形式が多いから

だと思います。大学で専門知識を本気で学ぼうと思ったら(大学で本気で学ぼうとする学生はいないというそもそも論はご容赦ください笑)、講義だけではカバーできないんです。となると、試験前は特にそうですが、自分で教科書を読み、理解を深める作業が必要となってきます。文章力が無い人は読解も満足にできません。書いてあることを正確に理解できないんだから、内容が頭に入るわけがないですよね。そして、いざ試験では記述式の設問やレポートにボコボコにされる、、、という流れが出来てしまいます。正直に言うと、学部生時代に文章力を磨いておかないと、後の人生で困ると思います。ぜひレベルアップしましょう!

(大学院生)業績が出る

 大学院に入って研究三昧の日々となっても文章力は必要です。教授陣に出す週報や、研究室内で行う検討会の資料作成を始め、学会の要旨や修論等でかなりの文章量を求められます。しかも、ここで必要となるのは分かりやすく相手に事実を伝える論理的な文章力です。この能力が高いと、人に研究内容がよく伝わり、適切なアドバイスを出してもらいやすい上に、自身も定期的に研究内容を整理できます。結果的に質の高い研究を行うことができ、学会参加歴等の業績がバンバン出せるようになります。研究レベルの高い人の書く文章を一度読んでみてください。学びがたくさんあるはずです。身近な人はやはり教授だと思います。教授の科研費の申請書を見せてもらうと良いのではないでしょうか?

(就活生)内定が出る

  これは分かりやすいですよね。ESから始まって、研究紹介に至るまで、分野外の人に自信の研究を分かりやすく伝えるには、文章力が必須となります。修士で業績を出している人は説得力が増しますので、学部生時代から文章力を鍛え、質の高い研究を行い、業績を出しておくのが吉でしょう。
 また、文章力が低い学生を採用するのは企業からするとリスクなんです。企業側に立って考えてみると、文章力が低い人は、

・重要な連絡事項を誤解する
・連絡がメールだけで完結しない
・業務以外の教育コストが発生する
・低レベルなメールで先方を怒らせる

という恐れがありますからね。

(社会人)仕事がスムーズに進む

 これは職場に配属されてから痛感しています。メール1つ取ってみても、

・こちらの状況
・相手にしてほしいアクション
・そのアクションをしてもらうための気配り

をスマートに書かないといけません。仕事のできる上司のメールはやはり一流です。私も毎日しばかれてます(笑)。週報の内容も2週連続で辛口評価されてしまいました。反省です。日々勉強させていただいています。でも、他部署の先輩に難しいお願いをメールでして、見事にこちらの要望通り動いていただけたときは、「ヨシっ!」と思いましたし、上司にもほめていただけました。レベルアップです。そして仕事に文章力は必須だなと痛感しました。

文章力を伸ばすには?

 さて、ここまで文章力を伸ばすことのメリットばかり述べてきましたが、「文章力を伸ばすにはどうすれば・・・」と思っている方がいるかもしれませんね。学部生向けにレベル別に書いてみると、

1 自分の書いたレポートを提出前に一度だけでも読む
2 1のレポートを手直ししてみる
3 教授陣にアドバイスをもらう

でいかがでしょうか?自身の経験を元に話すと、私の周りで、レポートを見直してから提出していた人は10%に満たなかったと思います。自分の書いた文章を読み直さない限り、文章力は絶対に上がりません。まずは見直しからスタートしてみてください。そして、自分で読んでみて「あれ、変だな」というところを自分で直してみましょう。最後はレポート返却時に教授陣にコメントを求めましょう。名前も覚えてもらえるので一石二鳥だと思います。大学は義務教育ではありませんからね。やる気をアピールして損することはありませんよ。

 最後に脱線してしまった…最後までお読みいただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか?偉そうに書きましたが、低偏差値大の現実を見てきた私の経験を元に、正直に書いたつもりです。ただ、偏差値なんかが低くても、文章力を磨けばすべてのスキルが勝手に身につくと思うので、みなさんも前向きにレポート課題や仕事等に励んでほしいと思います。私も日々努力しています。一緒に頑張りましょう!ではでは~。