お越しいただきありがとうございます。カルフです。地方国立大の博士課程を修了し、現在は化学メーカーで研究開発をしています。今回のテーマは「お金」です。私は博士課程修了時に、40歳代単身世帯の平均貯蓄額や、2人以上の50歳代世帯の貯蓄額中央値を既に超えていたので、かなり貯蓄が得意な方だと言えると思います。そこで今回は、研究室に在籍している学生の方向けに、お金が貯まる習慣とマインドを紹介します。
「お金が貯まらなくて不安」
「今は生活は出来ているけど、将来が不安」
といった方の参考になれば幸いです。また、社会人になってからも活きていると実感している点もあるので、お金に不安のある社会人の方もサクッと読んでみて下さい。今回の内容を先にまとめると、
(実際の習慣編)
■ 研究を頑張る
■ 早く寝る
(マインドが大事編)
■ 車を持たない
■ ポイントサイトを利用する
です。項目だけでは真意が伝わりづらいと思いますので、是非ご一読ください。それでは1つずつ見ていきましょう!
(実際の習慣編)研究を頑張る
まず、私が主張したいのが、
研究を頑張っていればお金は自然と貯まるはず
ということです。1つの図を使ってこの主張を述べていきたいと思います。
「研究」と「私生活」の充実度を2軸にして、4タイプに分割してみました。①に該当する人が、私の言っているお金が貯まっていくタイプの人です。研究に精を出しつつ、私生活があんまりな人って勝手にお金が貯まりませんかね?私は完全に①でした(涙目)。だって、朝起きてから研究室に行って、実験等をしまくって、夜遅くにクタクタの体で帰宅してからすることなんて、お風呂に入って寝るくらいなんですよね。プライベートな時間なんてほぼ無かったです。プライベートな時間が少ないと浪費の起きるタイミング自体が減るので、お金が貯まります。また、理系は研究成果を引っ提げて就活に挑めば、それなりに良い企業に入れるので、将来の給料も期待できます。さらに、研究が大好きで、私生活が研究の一部に含まれている状態になると最強です。(でも完全に一体化してしまうとアカデミア行きになる気がします。。。)
④のタイプはどうでしょうか?研究をあまり頑張らず、私生活を謳歌している人は、私生活を充実させるために出費がかさみがちで、学生時に貧乏に陥ります。さらに就活時も大した成果が無いので、あまりいい会社には入れない印象です。そうなると、その後もしょっぱい給料で働くしかなく、将来も貧乏になる可能性が高くなると考えています。大学院に進学する必要性はないかなと思います。長期的に損をする可能性が高いです。
②のタイプは、研究を頑張っていますし、私生活も最高にエンジョイできている勢です。私生活が充実しているので、研究室在籍中は出費がかさみ、短期的に貧乏に陥ります。しかし、研究も頑張っているおかげで就活も上手くいき、長期的には大きな収入が期待できるので、お金にはあまり困らないのでは?と考えています。ただし、ここで声を大にして言いたいことがあります。それは、
自分では②だと勘違いしている④のタイプ、多すぎ問題
です。体感的には②のタイプに該当する学生は1%もいないと思います。自分の研究室にはいないことが多く、学科内や学会でようやく見つかる程度です。ご自身で②だと思った方は要注意かもしれません。研究で成果を出すのって、結構大変です。
③のタイプは、とりあえず研究頑張れ。
早く寝る
「何言ってんだ?コイツ。」と思うかもしれませんが、これはガチです。早く寝るとお金が貯まります。理由は主に2つあります。1つ目は、浪費が起きるタイミングを物理的に消すことができるからです。浪費はほぼ帰宅してから寝るまでの間に起こります。晩酌、お菓子、通販・・・思い当たる節はありませんか?研究で溜まったストレスを発散させるべく、様々な誘惑があなたを襲ってきます。早く寝る習慣さえ身に付ければ、そんな誘惑タイムが減るので、浪費癖は必然的に無くなります。2つ目は、早く寝て睡眠時間を確保することで、正しい判断力を保つことができるからです。浪費癖のある人がよく、
「意思が弱くて…」
と言っているのを耳にしますが、これは正しくないと感じています。意思が弱いわけではありません。日々の寝不足で夜の判断力が鈍っているだけです。服を買ってしまう例を見てみます。頭がキレキレの状態では明らかに、
日々の研究でいつ着るねん > この服イケてるかも!?
という判断が出来るはずなのですが、判断力が鈍っていると、この不等号があっさりと入れ替わります。お酒が入っているとなおさらです。酔いポチが頻繁に発生している人は、まずはさっさと寝ることをお勧めします。研究で溜まったストレスはお酒以外でも発散できます。個人的には運動と読書がかなり効きます。
(マインドが大事編)車を持たない
ここからは、一見するとありきたりの習慣だけど、その裏にあるマインドが大事だよということをお伝えしていきます。1つ目は、貯金を増やす系の話に必ず出てくる「車を手放せ」論です。この論自体には完全に同意です。学生が車を持ちつつお金を貯められるわけありません。莫大な固定費が掛かりますからね。しかし、ここではもう少し深堀りをして、なぜ車を持たない選択肢を取るのかという理由を述べたいと思います。
それはズバリ、
研究に不要だから
です。フィールドワークでしょっちゅう外に行く必要のある研究テーマでない限り、研究に車は不要ですよね?また、上述した通り、研究(+ 研究に関係する何か)を頑張っている人にとって、プライベートに使える時間は非常に限られます。その限られたプライベートタイムに車が必須かと言われると疑問です。研究でクタクタになって帰宅した平日の夜に、車でお出かけをする可能性は低いのではないでしょうか?土日に思いっきり遊ぶ際にも、車が必要ならタクシーでよくないですか?週末だけの利用なら、車を持つよりもタクシーやレンタカーの方が安上がりです。極端な主張かもしれませんが、研究室に在籍していて車を所持している人は、研究が一番大事というマインドではないと思います(すぐ消す)。
ポイントサイトを利用する
本記事をご覧の方には、そもそもポイントサイトをご存じない方もいらっしゃるかもしれません。「ポイントサイト」とは、普段使っている様々なサービス(例:楽天市場での買い物、じゃらんでのホテル予約、各種クレカ発行)を、そのサイト経由で受けることで、元々のサービス利用でもらえるポイントとは別にポイントがもられるサイトのことです。クレカ発行なんて、ポイントサイトを経由しないだけで1万円くらい損します。有名どころには「モッピー」や「ハピタス」があります。これも一見すると、「ケチケチ精神」と捉えられがちな習慣なのですが、私はすごく推しています。ここでの重要なマインドは、
お金に関する情報を自分で得ようとする
ことです。日本はお金に関する教育プログラムが皆無だと思います。完全に各家庭頼みです。「マナーも学校で教え込むのが当然だろ」というモンペ(モンスターペアレント)が世に跋扈して慣れてきましたが、「お金の基礎知識を学校で教えろよ」という世論はあまり耳にしません。そしてこれは今後もしばらく続くと見ています。知らず知らずのうちにお金の知識に格差が生まれるので、知らず知らずのうちに実際の経済格差が生まれるのは当然です。では、お金に困らないようにするにはどうすれば良いのか。能動的にお金の知識を手に入れるしかありません。その第一歩がポイントサイトの利用だと思います。普段何気なく使っているサービスも、ポイントサイトで一度検索をかけてから利用することで、自然と「お得に使える技ってないのかな?」と考えるようになります。この「思考停止でお金を使わない」という習慣がミソです。普段の生活用品にかかる出費も、家賃や授業料のような固定費も、これから納めていく税金も、思考停止で払ってはいけません。知らず知らず損をします。
最後までお読みいただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか?私は「知らん間にずいぶん貯まってたな~」という勢だったので、行動を深堀りしていくことで、今回の記事内容になりました。私が学生時代に必要だったお金に関しては、こちらの記事で紹介しているので、良ければご覧ください。日本ではお金の話がタブー視されがちですが、それは会社が終身雇用で守ってくれることが前提の社会だったからな気がします。「一生面倒見てやるからあまり文句言うな」と(笑)。でも時代は急速に変わりつつあります。お金に限らないかもしれませんが、能動的に情報を取りに行く能力が必要です。私もまだまだですが、みなさんと一緒に生き抜けたらなと思います。ではでは~。
【参考サイト】
独身の貯金額の平均・中央値は?年齢別・年収別に紹介!
https://life.insweb.co.jp/tumitate/dokushin-chokin-heikin.html
モッピー
https://pc.moppy.jp/entry/invite.php?invite=HNa8e1d1
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