「行動に移すこと」の大切さをふるさと納税から考える

大学院生向け

お越しいただきありがとうございます。カルフです。地方国立大の博士課程を修了し、現在は化学メーカーで研究開発をしています。あっという間に2020年が終わり、新年を迎えました。今年もマイペースにコツコツ努力していこうと思います。
 さて、12月末にふるさと納税をした際に、「ふるさと納税ってどれくらいの人がやっているんだろう?」と疑問に思ったもんですから、年末年始に軽く調べてみました(暇か!笑)。私にとっては意外な割合でした。そして、「行動に移すのは大事だな」と感じたので、ここに記しておこうと思います。「年末年始でなんかやる気が出ないな~」、「ふるさと納税は聞いたことあるけど、やったことない」、「ふるさと納税なんて皆やってるんじゃないの?」と思っている方に参考になるかと思います。内容は、

・ふるさと納税とは?
・利用率はたったの7%?~使用データと算出過程~
・行動できる人は少数派、だから得をする

です。それでは1つずつ見ていきましょう!

ふるさと納税とは?

 「納税」と銘打ってますが、本質は「寄附」です。税収に悩む地方自治体を応援するために寄附金を贈るのがふるさと納税です。そして、寄付金を送った人は、次の年に支払う住民税や所得税から「寄附金額 – 2000円」を控除してもらえる制度です(年収や家族構成によって控除額には上限があります)。「じゃあ2000円損するだけじゃねーか」と思う方がいらっしゃるかもしれません(笑)。このままではそうですよね。しかし、寄附した後に自治体からもらえる返礼品や、通販サイトのポイントで2000円以上は確実に回収できるので、納税者の我々からすれば、ふるさと納税はもはや節税制度です(笑)。やらない意味が分かりません。
 すみません、少し煽ってしまいました。それでは本題に入っていきましょう!

利用率はたったの7%?~使用データと算出過程~

 今回使ったデータを紹介します。割合を出すには、「納税した人」「ふるさと納税を利用して控除を受けた人」の数が必要になります。どちらも総務省のサイトからデータを引っ張ってきました。以下に値を記します。

・就業者数:6715万人(2019年平均、総務省 [1])
・年収100万円未満の人数:1141万人(2019年平均、総務省 [1])
・税金の控除適用者数:406万人(2020年度、総務省 [2])

2019年の就業者のうち、年収100万円未満の人は2020年度の所得税がかからないと仮定して(ここでは乱暴に計算します。厳密には異なります。住民税だけがかかる人や、勤労学生を無視していますので。)、所得税を納めている人をざっくり出すと、

6715-1141 = 5574 万人

となります。この人数と、ふるさと納税で税金の控除を受けた人数から、ふるさと納税の利用率を出すと、

406 / 5574 = 7.3%

となりました。以下に引用先のURLを記しておきます。

【引用】
[1] https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000031910745&fileKind=0
[2] https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/file/report20200804.pdf

行動できる人は少数派、だから得をする

 ふるさと納税の利用率が7%くらいという結果を見てどう感じるでしょうか?私は正直驚きました。もっともっと高いと思っていました。広告をよく目にするので、認知度は90%くらいはあると思うのですが、なぜこんなに低いんでしょうか?ふるさと納税を知ってから実際に行動するまでを考えてみると、

① CM等でふるさと納税の存在を知る
② ふるさと納税の仕組みを調べる
③ 寄附先(返礼品)を選ぶ & 支払う
④ 控除の手続きを行う

てな感じだと思います。私の場合、②の時点で「あっ、これ絶対に損せぇへんやつやん」と分かったので、③、④に障壁はほぼありませんでした(ちょっと面倒くさいことはありますが、得られるメリットが大きすぎるので、障壁にはなりません)。つまり、ふるさと納税を行う上では②が最も大きな障壁だったわけです。このパターンが全員に当てはまり、当制度の認知度が90%だとすると、納税者の83%は②に着手していないことになります。15分調べるだけで仕組みはしっかりと理解できるはずなのに。実に不思議です。
 実に不思議なんですが、大学入学以降を振り返ってみると、そんなことはいくらでもあったような気がします。

・講義のポイントとなる5分を寝ている人
・掲示板を見ておらず重要な提出物を忘れる人
・めんどくさいと思いつつ、ショートカットキーを調べない人
・少しの努力をしない人

人は常に言い訳を探し、中々行動に移せないものですよね。すごく分かります。私もそうです。受験勉強を本気で出来ず、本番でボコボコにされましたが、大学入学後は人より少しだけ行動してきた自信があります。だから今の職場に居ることが出来るのだと思います。

行動するから得することが出来る

ことをふるさと納税を通して再確認しました(笑)。あなたはどういう「行動」をする年にするでしょうか?

おまけ

 私の去年のふるさと納税上限額は4万円とちょっとでした(就職1年目で年収が低め(1-3月が学振分しかない)なので、少し上限が低かったです)。返礼品額の目安は寄付金の3割と決められていますので、私が得られる返礼品額はおよそ1.2万円です。では私は何を選んだのか?それは日用品です。今回はティッシュと洗濯用洗剤を選びました。日頃から贅沢をしない性格なので、生活必需品を頂き現金をゲットする算段です。また、寄附の際に得られた楽天ポイントは2000ポイントを超えているので、実質タダで生活コストを1万円以上節約できたことになります。まだされたことのない方は是非やってみてください。「行動」が大切ですよ!

 最後までお読みいただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか?書いていてツッコミどころが新たに出てきました(人数は国税庁の納税者数から持ってきた方が正確かも、この記事は年末までに出すべきだろ、等々…)が、あまり気にせず突き抜けました(笑)。今年も私なりに行動していこうと思います。とりあえず恋人を見つけるべく、行動しようかな。それでは皆様、本年もよろしくお願いいたします。ではでは~。

プロフィール
calf

受験で挫折 → 地方国立大 → 首席 → 日本学術振興会特別研究員DC2 → 博士号取得 → 企業研究職│学会受賞6件│無機化学│危険物甲種│高圧ガス(甲種化学) │

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