【研究以外も大事?】研究室で積極的に取り組んでいて良かったこと

 お越しいただきありがとうございます。カルフです。地方国立大の博士課程を修了し、現在は化学メーカーで研究開発をしています。社会人になってもうすぐ1年が経ちますが、最近、「研究室でやっていた研究以外のことも良い経験だったな」と感じることが多いです。そこで、今回は社会人になる準備として研究室で積極的に取り組むべきことを紹介しようと思います。「研究以外に学べることはあるんか?」と思っている方や、「研究だけやっていても就職できる気がしない…」と思っている方のヒントになると思います。内容は、

・幹事
・備品の補充
・研究室のWeb更新

です。それでは1つずつ見ていきましょう!

幹事

 これは多くの学生が避けたがる役割みたいです。私のいた研究室でも、色々な担当があったのですが、私の後に幹事(主に飲み会)を引き継ぎたがる後輩はあまり見たことありません。ただ、個人的に幹事を学生の間に経験できるのは大きな成長のチャンスだと思っています。メリットは、

・段取り力が身に付く
・責任感が強くなる
・ポイントが溜まる

あたりです。「段取り力」は社会人でも非常に重要なスキルとなります。飲み会1つを開くのにも、真面目に考えれば相当多くの段取りが必要です。いつまでに人数を確定して、食事やお酒の準備をして、連絡をして、予約をして、お金を徴収して、当日は何時にこのイベントを放り込んで・・・と山のように考えないといけないことが出てくるんです。これは、「複数の人を相手に行動する」ことが必要だからだと思います。普段の研究室生活では自分に関係する人間の数が限られています。しかし、会社では関わる人数が圧倒的に増えるので、その分「段取り力」が必要となるんです。
 「責任感」は言うまでもありません。予約を間違えていたら、お金が足りなかったら、主賓がつまらなさそうにしていたら、それは全て幹事の責任です。最悪の場面を想像すると、責任感が高まります(笑)。
 そして、最後はおまけのようなものですが、幹事はポイントというバイト代をゲットできます。飲食店を予約するなら、ネット予約、それも「ポイントサイト経由」で行うことで、効果的にポイントが溜まりますし、宅飲み形式やバーベキュー形式なら、買い出しの際にスマホ決済等、「今キテいる決済法」でポイント還元を狙いましょう。人数の多い研究室の幹事なら、1年間で5000円分はゲットできると思います。
 「でも今は飲み会自体がしにくいしな~」という意見もごもっともです。ただ、何も出来ないのでしょうか?すべての手を尽くしても楽しいイベントは不可能なのでしょうか?そこを含めて幹事の腕の見せ所です。オンライン飲みは?小規模で複数開催は?メンバー分けの最適解は?いくらでも工夫できる余地はあるはずです。ぜひ、前向きに取り組んでみて下さい。

備品の補充

 これはみなさんが頭では分かっていることだと思います。研究室で足りなくなった備品(キムワイプやアセトン、イオン交換水等)を補充することは面倒なことですが、非常に重要です。なぜ重要なのか?きちんと考えてみると、それはおそらく「信頼口座」の残高を増やす行為だからだと思います。
 信頼口座は「7つの習慣」で紹介されていた言葉で、読んだ際に良い言葉だなと感じたので、私も意識するようになりました。人と関わっていく中で、自分が人にお願い事をする際には、自分の信頼口座に保有している残高から、いくらかを使用することで言うことを聞いてもらいます。しかし、世の中には、この信頼口座の残高がマイナスで信頼負債を抱えているにも関わらず、人に物事を要求してくる人(いわゆるテイカー(Taker)という人です。)が割と多くいます。みなさんも経験はありませんか?普段使い終わったキムワイプの箱等をほったらかしにしているのに、提出物の添削を頼んでくる後輩に違和感を覚えますよね。会社に入ると、1人でできる仕事がいかに少ないかを痛感します。事務の方、購買の方、上司、チームのメンバー、社外の方、色々な方と関わりながら仕事をします。信頼口座の残高に富んでいる人は自然と仕事が進むものです。本節の備品の補充はその残高をコツコツと、しかし確実に増やしてくれる行為です。面倒かもしれませんが、きっとあなたの将来に繋がりますから、率先してやりましょう!

研究室のWeb更新

 これも後輩にはすごく敬遠された経験があります(笑)。確かに面倒な作業です。クリエイティブな仕事は明確な答えがありませんし、更新に必要な時間もそれなりに多いです。でも、この仕事も前向きに取り組むことで得られるものがきっとあります。少なくとも私は以下のメリットがあったと感じています。

・研究室の見え方を意識するようになった
・優秀な学生が入ってくるようになった
・プログラミングの基礎の基礎を学べた

そもそもWeb更新は研究室のメンバーに対して行うものではないと思います。研究室の外部に向け、自身の研究室がどのような研究をして、どのようなメンバーがいて、どのような雰囲気で研究を行っているのかをお伝えする「広報」の役割を担っているのです。学生にイベント欄の更新を任せると、ついつい研究室の学生向けに作ってしまいがちなのですが、そこはもう一歩先を見据えて、隣の研究室の学生や、配属先を考えている学部生の視点を持って作ってもらうことが重要です。そして、それをコツコツと続けた結果、私のいた研究室には段々と優秀な学生(正確には、ウチで研究を頑張れる学生)が入ってくるようになりました。広報の力を感じたことでした。あと、プログラミングの基礎に触れられたことも大きな経験でした。たかがHTMLなんですが、やはりPCに何かを命令して、その結果が画面上に現れることに自身の手で触れてみるのは重要です。会社に入ってプログラミング系の仕事を振られた際も、抵抗なく始めることが出来ました(苦労はしましたが…)。広報を意識すると、日々の研究室運営も変わってくるはずです。是非チャレンジしてみてください。

 最後に書籍の紹介をします。よく、「1時間で読めて、1生役に立つ」と言われている本です。「読書に馴染みはないけど、何か読んでみたい」という方にピッタリの量と内容だと思います。日々の行動に前向きになれるヒントが詰まっています。世界で2800万部、日本でも400万部以上売れているので、既に読んだことのある方が多いかもしれませんが、まだの方は是非!口コミから内容が大体分かってしまうかも(笑)。

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 今回も最後までお読みいただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか?一見するとただのめんどくさい作業でも、意味づけをすることで将来役に立つスキルを身に着けられるものです。何事にも前向きに取り組む姿勢を持っていて本当に良かったなと思います。あなたも是非、チャレンジする姿勢を持ってみて下さい。ではでは~。