勉強への意義が見出せない人へ

学部生向け

 お越しいただきありがとうございます。カルフです。地方of地方の国立大博士課程を修了し、現在は化学メーカーで研究開発をしています。最近、大学ではオンライン講義が主となっているようですね。ニュースを見ると、講義室へ足を運ばずに行われるオンライン講義に勉強の意義を見出せない学生が多いという話。そこで、今回は社会人になりたての私の立場から、「勉強って大事だよ」ということをお伝えしようと思います。「勉強する気にならないな~」という方がいらっしゃったら、社会人でも、学生でもぜひ読んでいただきたいです。内容は、

・ここで指す「勉強」とは?
・社会人でも勉強は必須
・学生時代の土台が重要
・勉強しないままの方が怖い

です。サクッと読んじゃってください!

ここで指す「勉強」とは?

 やはり物事を述べるうえで定義は大事です。今回の記事で指す「勉強」の定義もしっかりとしておきましょう。それは、

業務時間外に行う勉強

とします。新人なんて職種に関わらず業務すべてが勉強とも言えますし、(業務時間内に)お金をもらいながらやる勉強は「仕事」です。弱音を吐かずにしっかり学んでください(笑)。今回の勉強とは、直接お金には繋がらない勉強のことです。「勉強?社会人になれば給料をもらうんやし、嫌でもするようになるやろ。今はせんでエエわ。」と高をくくっている学生を今まで見てきましたが、おそらく社会人になってから苦しむと思います。ここでいう勉強はお金が発生しませんので、そのモチベを根こそぎ刈られた状態で勉強するハメになりますからね(笑)。これは苦しいでしょう。
 勉強の定義を述べたところで、次節に行きましょう。

社会人でも勉強は必須

 社会人生活を甘く見ている学生に現実を叩きつけると、これに尽きます。社会人になっても勉強は必須です。業務時間外に自分の好きなことだけをしていられる会社はすごく限られていると思います。特に研究職に就かれている社会人はこの傾向が強いでしょう。業務と業務外の境目があいまいですからね。論文を読む行為は最たるものかもしれません。
 私自身の例を挙げると、専門書を読んで知識を頭に叩き込み、職場で得られたデータ解析に活用することや、資格試験のための勉強は完全に業務時間外に行っています。最近これがキツイ!(だからこそ記事にしちゃおうと思いました(笑)) 入社して半年が経ちましたが、既に専門書を2冊読まされていますし、とある資格試験が近づいてきたために、平日の夜も土日も大半の時間を勉強に使っています。同じ職場にいる研究職の同期もほぼ同じ状況です。
 よって、社会人になっても勉強は必須なわけです。勉強ができない人間は淘汰される気がします。だって、今の環境で勉強を止めると、少なくとも私は業務に支障が出てしまいます。資格試験はそーでもないかな(笑)。いや、落ちるとダサすぎるので、自分で気にして仕事のパフォーマンスが落ちそうなので、やはり支障が出ます(笑)。
 では、社会人になっても勉強できる人であるためには、どうあるべきなのでしょうか?

学生時代の土台が重要

 社会人1年目、業務時間外に勉強をしていて痛感するのは、学生時代の勉強(法)が重要ということです。お金なんて発生しない業務時間外に勉強するにはそれなりの精神力が必要です。モチベーションは人それぞれかもしれませんが、少なくとも「お金」一辺倒をモチベにしている人は中々勉強できないでしょう。そこで、勉強のどこに意義を見出すのか大事になると思うんです。
 私の場合は、すごく単純で「色々負けるのが嫌」だからだと思います。負ける相手が色々いるわけです(笑)。上司や同期もそうなんですが、「自分」も大きな相手です。正直、今でも自分が低偏差値大学出身であることをコンプレックスに思う時があります。そんな私が色々躓くと、「やはり俺は頭が悪いからダメなのかな?」と考えてしまうはずです。それが嫌なんですよね。
 この想いは、低偏差値大から今の職業に就くまで努力してきた学生時代があるからこそ湧き上がってくるんだと思います。また、私以外の人を見ていても、大学時代に勉強してこなかった人間が、社会に出てから急に勉強を続けられるようになるとは思えません。無理でしょう。多分勉強の方法を知らないでしょうから。Twitter上には超人がたくさん見られます(笑)が、あんなのはごく少数です。大学時代の勉強に意義を見出せないですか?自分が興味があるであろう学科の勉強すらままならないのであれば、社会に出てから勉強なんて続かないと思います。嫌でも勉強をせざるを得ない環境を作る(決まった時間にカフェに行く、ようなイメージ)といった、仕組みを構築する練習をしておくことをお勧めします。

勉強しないままの方が怖い

 勉強を習慣化した私は、「勉強せずに自分が成長しないままの方がリスクだし、怖い」と考えています。10年後に今の会社が続いている保証は無いですし、業務を進めるうえで必要な勉強が今後無くなることも無いでしょう。だから勉強し、自分の価値を高めていくことが重要だと思います。学生の方は、大学卒業時に自分がどんな人材になっていたいかを想像してみてください。入学時と同じ人間でしょうか?それなら高卒で入社すればいいですよね?大学時代で培った土台を元に、社会人生活を全力で駆け抜けられるよう、努力を継続してほしいです。きっと人生が変わります。私は変わりました。努力を続けてきて本当に良かった。今でも、自分が今の職業に就けていることを不思議に思うことがあります。これからも努力を続けて、新たな世界を見ていこうと思います。

 最後までお読みいただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか?オンライン主体だと勉強も息が詰まってしまいそうですが、そんなときは私がお勧めしている「ランニング」と「筋トレ」です(笑)。人生が変わります(笑)。これらだけで記事も書いてみたいですね。今年度の下半期も皆さん一緒に頑張りましょう!ではでは~。

プロフィール
calf

受験で挫折 → 地方国立大 → 首席 → 日本学術振興会特別研究員DC2 → 博士号取得 → 企業研究職│学会受賞6件│無機化学│危険物甲種│高圧ガス(甲種化学) │

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