同期の地方旧帝大博士がこんな事を

2020年7月15日

 お越しいただきありがとうございます。カルフです。地方国立大の博士課程を修了して、大手化学メーカーで研究開発をしております。今回はいつもと違った形の記事になると思います。我々今年の新入社員たちは、勤務地に赴任されるまで1か月以上にわたってオンラインによる研修が自宅で行われていました。その中で同期の地方旧帝大博士(私と同じく研究開発に所属、勤務地は別)と仲良くなりました。しまいには2人でZOOMで話すことに(笑)。その時に印象に残った言葉があったので紹介しようと思いました。本記事の内容を先にまとめると、

・彼のこと
・彼が言ったこと
・私が感じたこと

まとまってねえぇぇ(笑)。すみません、私が書く内容を分かりやすくフォルダ分けしただけです(余談ですが、私が文章を書く際はこのように大きな段落に分けてから書くようにしております)。文章量は大したことないので、サクッと読んでいただければ幸いです。それでは見ていきましょう!

彼のこと

 今回の主人公とも言える「彼」は地方の旧帝大にストレートで合格し、ストレートで博士課程を修了したエリートです。当然のように学振にも採用されていました。さらに、オンライン研修だけでも十分に伝わってくる人柄の良さがありました。ずるい。完璧すぎるでしょう(笑)。後から聞いた話では彼女もいるし!同期の修士からの信頼も厚かったですね。企業研究者を志したのは、実社会に役立つ研究をしたかったからだそうです。ただ、研究室時代は研究室の運営に関しても携わり、研究室を盛り上げてきたこともあってか、アカデミックに戻る道も考えているとのこと。ん~なんだか私の考えと似ている部分も。
 そもそも、この2人によるZOOM自体も彼の方から「やろう」と言い出したのですが、その理由が「カルフの人間性の背景には自分と同じような匂いがするから」でした。す、すごい。嗅覚が画面を越している!ただ、私も彼に対して同じような印象を抱いていたので、お互い様といったところでしょうか?

彼が言ったこと

 さて、本題に入ります。話をするうちに見えてきたのは、博士課程に進学した者の中でも、劣等感と戦い、そしてその劣等感を昇華させた人に特有の思考でした。客観的に見て彼がエリートなのは紛れもない事実なのですが、博士課程に進学した人は、嫌でも自分より優秀な人間のことが気になってしまうものなんです。東大の超エリートを目の前にすると、自分が小さいに人間に見えてしまう。でも、そんなことに気を取られていても仕方がないので、努力して、努力して、努力してきたそうです。この話題の中で彼がこんなことを言いました。

「本当に凄い人を見た時に「持ってる才能が違う」って言葉で片付けるのは失礼だと思うんだよね。その人が積み上げてきた努力を無かったことのようにするから。」

この言葉を聞いた時、ZOOMの画面越しで2人で話しているにも関わらず、私はスマホでメモをとっていました(笑)。こう思うようになったきっかけは、彼自身も研究室の後輩から「僕は〇〇さんに憧れてましたけど、〇〇さんのような才能を持っていませんでした」と言われ、傷ついたからだそうです。「俺の努力をなかったことにしないでくれ」と。

私が感じたこと

 上の言葉を聞いた時、素直に思ったことは「あっ、俺と同じだ…」でした。私は大学受験で挫折して以降、努力で自分に足りない能力を補ってきたつもりでした。そして、その努力を継続できる力こそが、旧帝大の人に対抗できる可能性のある私の強みだと思っていました。しかしながら、頭のスペック自体は100%私よりも高いはずの彼が私と同じことで悩み、昇華してきたことを知って、すごく反省しました。うぬぼれていたなと。この会社で研究者をやっていくには、他の部分でももっともっと努力しないといけないと感じました。ただ、ポジティブに捉えると、私の思考が旧帝大の博士と同じようなレベルまで到達したとも言えます。私の9年間の努力も決して無駄では無かったんだと思います。
 彼とのZOOMが終わり、ベッドに入って眠りに落ちるまでにこんなことも考えていました。

まだ研究は始まって無いけれど

同期とまだ一緒に仕事をしたことは無いけれど

私は良い会社に入ったな

と。この会話をしてから2か月が経ち、私たちは赴任先で本格的に研究をスタートさせましたが、やはりこの会社は良い会社だなと感じることが多いです。環境に感謝しつつ、全力で研究を進めようと思います。

 いかがでしたでしょうか?私は今回の話で、頭も良い上に人柄にも優れる人がこの世には存在するもんだなと感じました。低偏差値大から会社に入った自分の存在価値についても考えさせられた出来事でした。考えさせられましたが、私のやることは変わらないと思います。努力を、続けます! ではでは~。